痛みの原因について
「腕を上げるときに肩が痛い」
「肩を動かすときにひどい痛みを感じる」
「日常的な動作が制限されてしまう」
痛みの原因は人それぞれ違います。
ここでは「五十肩」「肩こり」「腰痛」などの痛みの原因についてご説明いたします。
五十肩とは
原因
多くの場合、肩周りの筋肉が弱化することで、筋肉と関節包の拘縮が起こり炎症で痛みが出ます。
そして、それらに癒着が起こるため、可動域の制限ができ、無理に動かそうとすると激痛が発生します。
肩関節は体の中で最も自由に動く部分なのでその周りの 筋肉には知らず知らず疲労が蓄積しています。 それが 丁度50歳前後の筋肉の弱くなる時期に痛みとなって出てくるのです。
急性期
痛みが発生して2週間から4週間は、急性期の可能性があり、治療をしてもしなくても痛みがどんどんと増してきます。 夜間に起こる激痛も急性期の症状です。
この時期は基本的に安静を心がけ、下手に触らない方が良いですが、当院では、光線療法や微弱電流により患部に触れることなく除痛することができます。
慢性期
洗濯物を干したり、戸棚にある物に手を伸ばしたりなど、肩のラインより上に手を上げたときに痛みが走ります。
また背中の方向に手を回すことができなかったりします。
この慢性期は積極的に治療を進めていく時期です。まずは原因となっている筋肉の拘縮を丹念にほぐしながら、関節の可動域を徐々に広げていきます。
回復期
関節の可動域が広がり、届かなかったところに手が届くようになってきます。それとともに痛みも減少し、精神的にも楽になってきます。
といってもまだまだ元のように手が上がらなかったりするので、関節の癒着をとったり、弱くなっている筋肉をトレーニングして100%元の状態になるように目指します。
肩こり首こりのメカニズム
人間の頭の重さは約8kgあります。ボーリングの球と同じくらいです。姿勢が正しければ問題ないのですが、頭が前方に7度傾くだけでその重さが4倍になると言われています。約30kgもの重さを細い首で支えなければなりません。
最近特に多いのが、リモートワークによる肩こり首こりの悪化です。家でのデスクワークはどうしても机の前に座り続ける時間が長くなり、頭の位置が前方に傾きやすいため、肩・首の筋肉が硬直しやすいのが原因です。
そのため、多くの方が「ストレートネック」の状態になり、より頭の位置が前方に出るため、余計に肩・首に負担がかかってしまうのです。また、このストレートネックのことを最近では「スマホ首」と呼ばれることも。デスクワーク以外の方も注意が必要です。
さらに、上半身のバランスが崩れると、下半身にも影響が出てきます。首が前方に傾くと、反対に骨盤は後ろに傾きます。背中全体が丸まった状態になり、腰の筋肉に負担がかかります。
一番怖いのは、最初はちょっとしたバランスの狂いが様々な症状となり慢性化していくことです。
その腰痛、骨盤の歪みからかもしれません!
骨盤は体の要
骨盤に歪みが生じると腰の筋肉が縮み
緊張状態が続きます。それが痛みや足の痺れの原因になっていると考えられます。いくら痛みのある部位を丁寧に揉みほぐしても、根本原因が改善されないとすぐに元の悪い状態に戻ってしまいます。
仙腸関節障害
さらに、その状態が続きますと骨盤の真ん中にある「仙腸関節」という部位に障害が起き、腰痛はもちろんお尻や太腿の痛み、下肢のしびれなど広い範囲に症状が出始めます。また、骨盤は家で例えると土台部分のため、ここが傾くと、歯の噛み合わせまで狂い、肩こりの原因にもなり得ます。
当院の治療方針
まずは骨盤の歪みを調整し、仙腸関節周辺の筋肉群をゆるめていきます。
25年前に院長が考案した、手技と光線療法をミックスした「HAL療法」により頭の先から足の裏までじっくりとほぐしていきます。結局はこれが症状改善の近道なのです。施術時間10分程度の保健治療とどうぞお比べください!